PLC異議申し立て電波監理審議会
異議申し立て第12回審理参加記
草野 利一
平成21年12月3日開催、第12回審理報告
定刻午前9時30分、佐藤主任審理官が開始前に双方の代理人と期日等について協議をしたいということで、別室に向かいました。30分程で協議が終了し、主任審理官、双方の代理人が入室し、審理が始まりました。
佐藤主任審理官が、実地測定の実施方針案について説明が行われました。主な点は次の通りです。
測定事項としては2−30MHzの範囲で周囲雑音レベルの測定及びPLC使用における漏洩電界強度。測定方法に関する鑑定人として大阪大学大学院教授、舟木剛氏に依頼する。
舟木氏は結果についての評価は行わない。測定評価については双方が行い、必要であれば別途鑑定人を選定する。
測定場所は2ケ所を予定している。費用の関係で1ケ所になるかもしれないが、極力2ケ所でやるようにしたい。舟木氏には次回の審理に来てもらい、宣誓したうえで測定の鑑定人を引き受けて貰い、話ができるようにする。
そのうえで、次回の審理は1月20日(水曜)、午前10時、1002会議室とし、本日はこれまでと発言。
只野弁護士
測定項目としてACコンセントでのコモンモード電流を加えて頂きたい。この測定は難しくないので是非お願いしたい。それと、実地測定に当たってはこちらからも自前の測定器を持ち込んでバックアップの意味も含めて測定を行いたい。機器の性能によつては正しい測定結果が得られない。
佐藤主任審理官
実地測定は科学論争ではなく、異議申立の前提となる技術基準についての争点の範囲内で行うものである。あくまで職権により、電波監理審議会が指定した鑑定人の支配下でやるもので、第三者による撮影や録音、データの採取はできない。
青山氏
前回の参考人尋問での議事録はまだ届いていない。私に対する国の質問が多数あり、正確に答えるためにも議事録は必要である。異議申立人や一般の人も関心を持っている。Web公開を待っているので早急にお願いしたい。
佐藤主任審理官 文量が多いこともあるが私のチェックが遅れているためだ。なるべく早く渡したい。
PLC行政訴訟事務局
JA1ELY 草野利一 |